子宮外妊娠の症状:「下腹部痛」と「不正出血」他

子宮外妊娠の症状

<子宮外妊娠で最も多い卵管妊娠の場合>

 

狭くて薄い卵管の壁は、受精卵の発育や絨毛(じゅうもう)の
浸食に耐えることができません。
そのため、妊娠の早い時期に流産してしまいます。

 

流産には当然出血がともないますが、
出血した血液は体の外に出ることができません。
お腹のなかにたまった状態になります。
これが、強い腹痛や貧血性のショックを引き起こします。

 

したがって、子宮外妊娠の典型的な症状は、
しばらく無月経が続いたあと、
急に起こる下腹部痛や性器出血(不正出血)。
この症状がいちばん多く見られるものです。

 

ところで、こうした不正出血が起こる理由ですが、
子宮外妊娠であっても、子宮内膜は妊娠と同じ変化をするので、
流産と同じメカニズムで不正出血が起こるのです。

 

また、卵管破裂という恐ろしいトラブルもあります。
これは、卵管壁が急激に破裂し、
下腹部に激しい痛みが襲い、
同時に、おなかの中で大出血が起こって、
ショック症状になります。
血圧も低下し、場合によっては、大事に至ることがあります。